ストリーミング配信で地震発生を知る

ストリーミングの配信を見ていると

地震というコメントをした人がいました。

どこで地震が起きたんだぐらいにしか思わなかったのですが、その後自分のところにも揺れが来ました。

地震の揺れの方が遅く来るとは思っていなかったので意外だと感じました。

実際は意外でも何でもなくて

意外と感じた理由は次の2点があるからです。

  1. 地震の揺れは速く伝わると思っている
  2. 配信で誰かがコメントしたものを自分が読むまでには、コメントの入力時間とコメント配信のための通信時間が必要で時間差がある

ところが具体的な数字を当てはめてみると当然の結果でした。

具体的な数字

地震の揺れですが、揺れが大きいのはS波なのでS波の速度を見てみます。

Secondary wave(第二波)の略。進行方向と直角に振動する弾性波。ねじれ波 shear wave (たわみ波、剪断波)の一種。固体を伝わる。速度は岩盤中で3 - 4キロメートル/秒、P波に続いて到達し、主要動と呼ばれる大きな揺れを起こす。

速いほうの数字を採用して4km/s。距離は東京~名古屋だとすると約270km。東京が揺れてから名古屋が揺れるまでに270÷4で67.5秒です。この時間だったらコメントが配信される方が速くても不思議ではありません。

条件としてかなり距離が離れている必要があるので、規模が大きい地震発生時にしか遭遇しない事例ではありますね。