作成日:
Excelマナーあれこれ
アプリを作りました
スプレッドシートマナーというアプリケーションを作成して公開しました。無料で使えるWindows用のアプリケーションでxlsxファイルに対してあらかじめ決められた処理を実行します。
実行する処理は下記のとおりで、どの処理を実行するかは選択できます。
カーソルをA1セルに合わせる
Excelマナーと言えばこれ。編集時の位置でカーソルを保存しているとファイルの先頭から読んでもらうのに相手にひと手間をかけさせてしまうので、ファイルを保存するときにカーソルを左上に合わせておきましょうというもの。
ネット上ではよく見かけますし自分でもやるのですが、自分の周りでやっている人はいませんでしたしやるように言われたこともありませんでした。
自分がやるときは手動ではなくマクロで実行していました。1シートならたいしたことないのですけど複数シートでやるのは面倒ですからね。
先頭シートを表示する
これも相手にひと手間かけさせないように、複数シートあるときに一番左のシートを表示しておきましょうというルール。
これもカーソルをA1セルに合わせるのと同じで周りでやっている人はいませんでしたしやるように言われたこともありません。自分ではやったりやらなかったりでした。
ズームを100%にする
ネットで見かけたルール。もしかしたら一般的なルールではないかもしれません。自分の環境ではズーム率100%以外になっている標準帳票もあり、こういうマナーがあることを知りませんでした。
近年ではWeb会議の画面共有をしていた時に拡大したのをそのままにしたであろうファイルに出くわすこともあり、100%にするというのがマナー化されてもおかしくないかもと感じた場面もありました。
表示を「標準」にする
「標準」「ページレイアウト」「改ページプレビュー」の中の「標準」にしておきましょうというルール。個人的には「標準」が見慣れているのでマナー化されていても困らないですが、一般的にはどうなのでしょうか?
「改ページプレビュー」にしている人もいました。これはPDF出力時や印刷時にひどいことにならないようにというのがすぐに分かるようにという効果があるので、そういうルールもありだと思います。それだったら「ページレイアウト」の方がよさそうですけど「ページレイアウト」を使っている人は見たことがありません。ネット上には解説記事がいくつもあるのでそれなりに使われている機能のようで、自分の環境がたまたまそうだったというだけな気がします。
目盛り線を非表示にする
ほとんど見たことないです。
納品時にやるらしいです。書類としてみた場合に目盛り線はいらないので言われてみればというのはありますけど、自分の周りではやっている人はいませんでした。
別の話になりますが、表を作る時に上と同じ値を省略して書くケースで目盛り線を見えなくするために、背景色を透明から白に変更して表の部分だけ目盛り線を見えなくするというのは良くやっていました。これについてはセル結合で実現している人の方が多い印象があります。