レバレッジ商品のほうが人気ある?

レバナスブームでしたよね

株式相場の話です。

2020年から2021年にかけてはコロナ禍対策での金融緩和を受けてグロース株が好調で、ナスダック100指数が絶好調となり、ナスダック100指数に連動してさらにレバレッジをかけて大きな利益が期待できるiFreeレバレッジ NASDAQ100が人気でした。レバナスという愛称で呼ばれたり、レバナス民という言葉までできました。投資系YouTuberと呼ばれる人の多くはレバナスに関する動画を投稿して視聴数を稼いだのではないでしょうか。

2022年に入りグロース株が軟調で勢いは落ちていて、2021年12月末と2022年6月末で比較すると純資産総額が減少してはいます。純資産総額の減少は基準価格減少の影響が大きくて口数で見ると増加しているのでまだまだ人気があるようです。

同じくハイテクセクターで

半導体セクターのETLであるSOXLも人気で、今年は値下がりでつらい時期がありましたけど値頃感が出てきて人気が再燃してきているような印象です。

気になってSBI証券と楽天証券で取り扱いを見てみました。3倍レバレッジのSOXLとSOXSの取り扱いはありましたけどレバレッジのかかっていないSOXXの取り扱いがありませんでした。特に根拠があるわけではないのですが、レバッジありのほうが人気があるということなのかなと想像しています。どちらの証券会社もSMHの取り扱いがあるので半導体セクターに投資をしたいけどレバッジなしがよいという人向けの商品はあるのでSOXXはなくても問題ないという判断もあるのかもしれません。

ギャンブル感覚でしょうか

Twitterを見ると投資家ではない一般の人がSOXLをすでに保有していたり、購入を検討しているのをよく見かけます。

レバレッジETFを資産形成の手段とするには急落時は精神的にかなりきついですし、長期で保有するとしても減価や経費率の影響で相応の値上がりがないと利益が取れないので手は出しにくい印象はあります。

趣味でやるギャンブルのようにお小遣い程度の金額で売買する分には、日々の値動きで一喜一憂できて楽しさもあるのかなと思います。