厚生年金の標準報酬月額減少

令和4年度のねんきん定期便到着

日本年金機構から圧着はがきで令和4年度のねんきん定期便が到着しました。たまにはちゃんと読んでみようと思います。

はがきの内容を読む上では「ねんきん定期便」の様式(サンプル)と見方ガイド(令和4年度送付分)を参考にしました。このページの案内として検索のキーワードとURLが印字されていましたが、さらにスマホ向けにQRコードも印字してある方がより便利になるだろうなと感じました。印字するための空きスペースがないので難しそうには見えますけど。

これまでの加入実績に応じた年金額

昨年の金額と今年の金額の両方が印字されているのはよいですね。金額の妥当性はおいておくとして、保険料の納付によって年金額が増えているというのが実感できます。

書かれている金額は年額なのだろうなと想像はつくのですけどそのことがはがきには書かれていないようです。一般常識なのかもしれないですが、書かれている方がよいと思います。

最近の月別状況

令和3年の9月から標準報酬月額が減少していました。

減給にはなっていないのになぜだろうと思いましたが通勤手当だろうと思い当たりました。テレワークが中心になった影響で定期代の支給から実費精算になったからでしょう。

給与が減っていないのに保険料の納付額が減少して実質の手取額が上昇していたようです。代わりに年金額が減少するので得しているかどうかはわかりませんが、月の手取りが増えるのはうれしいところです。

右下にやたらと情報量が多いQRコードがあります。年金見込額の簡易資産ができるサイトへのリンクということなので読み取ってみました。サイトに行くと生年月日を入れるだけで簡単なシミュレーションができます。いちいち自分の情報を入力しなくてもよいのは楽。

これまでの保険料納付額(累計額)、これまでの年金加入期間、これまでの加入実績に応じた年金額

これまでの納めた金額・期間とそれに応じた金額が印字されています。

これまでの納付額と年金額を比較すると年金額がそれほど悪くないように見えます。ただし納付額には事業主負担分が含まれていません。事業主負担分を入れると話は別で、厚生年金が破綻しているとまでは言いませんがお得な制度とは言いがたいものがあります。でも、こんな形で強制的に納付するような仕組みにしておかないと、お金があるだけ使ってしまって老後の生活費に困る人が今以上に多くなっていたということはあるのでしょうね。