EDINETの視覚化

EDINETというのは

金融庁が提供している「金融商品取引法に基づく有価証券報告書等の開示書類に関する電子開示システム」です。EDINETから情報の検索や閲覧ができます。

有価証券報告書に記載されている情報がXBRLという標準化されたフォーマットで公開されています。

さらに、APIもあってプログラムでの利用がしやすく、仕様書だけでなくサンプルプログラムもダウンロードできます。

読みたい形式ではない

XBRLはXMLベースなので直接読むのには向いていません。インラインXBRLファイルもあってこちらは有価証券報告書の見た目で読めるのですが、数値データが表形式になっていてグラフで見たいという用途に合いません。

視覚化するアプリを作るのもありかなと考えましたが、作成に着手する前に簡単に使えるものがないかを調査。

自作するなら

xbrl-readerというPythonのプログラムを使うのがよさそうです。XBRLのファイルをCSVファイルにできるのでそれを自分で加工してもよいですし、ブラウザーで参照するためのプログラムも同梱されています。

見つけたサイト

ほかにないかを探したところ、視覚化しているサイトを見つけました。

1つめはSerendipity。多機能かついろいろなデータをグラフで見ることができます。無料で使えて高クオリティーなサイトです。メインターゲットが就活生ということで、レーダーチャートの平均値が業種別とかではなく全体の平均だったり、売上と当期純利益率のグラフはあるけど営業利益はでていなかったりと少し癖があります。従業員データが上の方にあってしかも手厚いのはまさに就活生向けというのを表しいていると思います。

もう1つは日本株の配当金データベース。配当金関連の情報をまとめているサイトで、売上高、営業利益率、キャッシュフローなど投資で参考にするようなデータが中心になっています。WordPressか何かのCMSをベースにしたサイトなのでExcelのデータバーのような表記です。経年の傾向を見るには十分だと思います。