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「まんでる」の使い方


 左クリックやドラッグで画像を拡大して行くのが基本的な使い方です。このソフトではそのほかにも、色を変えたり画像をBMP形式で保存したりお気に入りの座標を登録するといったことができます。
 これらの機能については以下のメニューの説明を読んでみて下さい。

【マウス・キーボードでの操作】
【ファイル】
【描画設定】
【表示】
【おすすめ】
【ヘルプ】

【マウス・キーボードでの操作】

◆左クリック◆
 クリックした場所を中心として画像を拡大します。どの程度拡大するかは、描画設定メニューの「拡縮」で設定した値に依存します。

◆右クリック◆
 クリックした場所を中心として画像を縮小します。どの程度縮小するかは、描画設定メニューの「拡縮」で設定した値に依存します。

◆Ctrl+左クリック◆
 クリックした場所が中心になるように画像を移動します。画像の拡大や縮小は行われません。

◆ドラッグ◆
 ドラッグを開始すると四角いラバーバンドが現れます。適当な位置でマウスのボタンをはなすと、ラバーバンドで囲まれた部分が枠内いっぱいになるように拡大します。
 ドラッグ中に「やっぱりやめたい」とか「しまった間違えた」思ったら、ウィンドウの外でマウスのボタンをはなして下さい。

◆Ctrl+Insert(INS)キー◆
 中心の座標を保ったまま画像を拡大します。どの程度拡大するかは、描画設定メニューの「拡縮」で設定した値に依存します。

◆Ctrl+Delete(DEL)キー◆
 中心の座標を保ったまま画像を縮小します。どの程度縮小するかは、描画設定メニューの「拡縮」で設定した値に依存します。

◆Ctrl+Lキー◆
 画面を強制描画します。描画設定メニューの「書換頻度」で設定した値に関係なく画面を書き換えることができます。
 「書換頻度」を「なし」に設定して、描画中にこのキーを押すとどんな機能かが分かると思います。また何かの拍子にドラッグしたあとのラバーバンドが残ってしまったときにこのキーを押すと消すことができます。

◆Ctrl+Rキー◆
 「じゅりあ」の描画時専用で、「じゅりあ定数」をランダムに変化させます。

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【ファイル】

◆再描画 (Ctrl+N)◆再描画
 なにか設定を変えて現在と同じ座標で描画させたいというようなときに使用します(繰り返しの数を変更したときなど)。

◆強制再描画◆
 描画中にパラメータを変更すると再描画が上手く行かない場合があります。そのような場合でも強制的に再描画を行います。

◆一つ前に戻る(Ctrl+B)◆一つ前に戻る
 表示中の画像の前に描画した画像の座標に戻って描画します。

◆最初に戻す◆
 最初の画像の座標に戻します。適当に拡大してから使ってみてください。どういう機能かがわかります。

◆中断 (Ctrl+A)◆中断
 描画を中断します。そのまんまですね。描画中に使ってみてください。

◆ビットマップの保存 (Ctrl+S)◆BMP保存
 表示中の画像をBMP, PNG, Jpeg形式で保存します。描画中はできません。

◆壁紙に設定◆
 表示中の画像を壁紙に設定します。描画中はできません。
 バージョン1.40からは描画設定メニューの「オプション」でデフォルトのファイル名を設定できるようになりました。

◆クリップボードに保存 (Ctrl+C)◆
 表示中の画像をクリップボードに保存します。

◆終了◆
 「まんでる」を終了します。

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【描画設定】

◆拡縮◆
 左クリックでの拡大、右クリックでの縮小の際にどの程度の割合で拡大・縮小を行うかを設定します。数値が大きいほど激しく変化します。「移動」を選ぶと拡大も縮小もせずに中心点の移動のみを行います。
 ドラッグでの拡大はこの値とは無関係です。

◆表示サイズ◆
 描画部分のサイズを設定できます。サイズを大きくした方が詳しい画像を表示することができますが、計算時間が長くなります。

◆繰り返し◆
 このソフトでは各点の色を、反復計算を行い何回で計算を終了したかというのに基づいて決定しています。この反復計算の最大回数を設定します。数値が大きければそれだけ正確に描画しますが、その分計算時間が長くなります。
 ひと言でいうと計算精度です。

◆分解能◆
 色の変化の度合いです。数値が大きくなるほど色の変化が少なくなります。色々な色がごちゃごちゃに混ざり合っているところも、この数値を大きくすることによって、きれいなグラデーションになることもあります。
 「自動」を選ぶとコンピュータが現在の繰り返し回数と使用中のパレットを元に数値を自動的に決定します。このとき、繰り返し回数を少な目にして、色数の多いパレットを使用すると良い数値が選ばれるようです。

◆パレット◆MCF読み込み
 着色の仕方を設定します。実際に色々と試してみてください。同じ座標でもパレットによって全然違う見え方になることがあります。
 MCFファイルを読み込むこともできます。
 「パレット選択で再描画」を選択しておくと、パレットを選んだときに自動的に再描画を行うようになります。
 色0の設定で、パレットの最初の色を変更することができます。
 MCFファイルをドロップするとドロップされたファイルを読み込み、パレットを変更します。

◆巾乗◆
 バージョン1.50よりも前のものでは2固定でした。この数値を変えると別のタイプの図形が描画されます。
 数値が大きいほど計算に時間がかかります。

◆ぼかし◆
 チェックを付けると画像をぼかします。

◆座標指定 (Ctrl+M)◆座標指定
 任意の座標へいきなり移動することができます。この機能によって多くの人が同じ画像を簡単に見ることができるようになります。他のソフトの値を使うこともできます。

◆じゅりあ定数 (Ctrl+J)◆
 ジュリア集合を描画しているときのみ現れるメニューです。この数値を変更することにより様々な画像が表示されます。

◆じゅりあ、まんでる◆
 どちらか一方しか現れません。マンデルブロー集合を描画しているときには「じゅりあ」が現れ、ジュリア集合を描画しているときには「まんでる」が現れます。それぞれジュリア集合、マンデルブロー集合を描画するようにします。
 「じゅりあ」と「まんでる」の切り替えです。

◆描画方法◆
 「普通」「探索」「境界走査」「浮き出し」「簡易アンチエリアシング」「拡張描画」の6種類の描画方法から選択できます。
 「普通」は上から順番に1ドットずつ計算します。
 「探索」は全体をおおざっぱに描画してからだんだん詳細に描画します。描画中でも画像の拡大ができるので、良さそうな画像を探すときにはこの方法が向いていると思います。
 「境界走査」はこの中では最も高速に描画しますが、結果が異なることがあります。
 「浮き出し」はじょじょに画像が現れます。
 「簡易アンチエリアシング」はソフトで美しい画像に仕上がりますが、普通と比べて4倍以上の時間がかかります。

 「拡張描画」では以下の設定が行えます。
 「普通」:上記の「普通」と基本的には同じですが、「打ち切り判定数」の設定が有効になります。「打ち切り判定数」を2にすると上記の「普通」と同じ画像を描画します。描画結果をメモリに保存するので同一設定での再描画(パレットのみ変更等の時)が高速です。
 「ポテンシャル」「ポテンシャル2」:グラデーションのかかった画像を描画します。「合成」「明るさ取得」「補正係数」「明暗」「表現」「打ち切り判定数」の設定によって画像が変化します。特に「補正係数」の設定によってグラデーションの具合が変化します。

◆ラバーバンド◆
 ラバーバンドの広がり方を指定できます。
 「2頂点」はバージョン1.20以前で使用していた方法です。
 「中心と頂点」はドラッグを開始した時点を中心にしてラバーバンドを広げる方法です。

◆書換頻度◆
 画面を更新する頻度を設定します。数値が小さいほど書換が頻繁になります。色々な値を試してみてお好みの数値をお選びください。
 頻度が少ない(数値が大きい)方が描画時間は短くなります。

◆オプション◆
 以下の設定ができます。
【フォルダ】
 BMPファイルの保存用のフォルダと、MCFファイルの置いてあるフォルダを指定することができます。できるだけMCFファイルの置いてあるフォルダは指定するようにして下さい。おすすめ座標の読み込み時に参照します。
【描画方法】
 起動時に選択される描画方法を「普通」「探索」「境界走査」「浮き出し」「簡易アンチエリアシング」の中から指定できます。
【書換頻度】
 起動時の書換頻度を指定できます。
【ラバーバンド】
 起動時のラバーバンドの広がり方を指定できます。
【高速化】
 対称性を利用した高速化を行うかどうかを指定できます。高速化を行うことをおすすめしますが、ほんのわずかに描画されるイメージが異なることがあるので、バージョン1.20以前と全く同じ図形が必要なときはチェックをはずしてください。
 マンデルブロー集合は虚軸(X軸)対称、ジュリア集合は原点対称なので、それぞれ中心座標が虚軸上および原点にあるときに高速化が行われます。
 「高速化のための座標補正をおこなう」ようにすると中心座標が上記の場所に近いときには自動的に中心の移動を行って高速化が行われるようにします。
【壁紙】
 毎回指定を選択しておくと、ファイル--壁紙に設定のときにファイル名を指定するダイアログが現れてそのファイル名で画像を保存してそれを壁紙にします。
 固定ファイル名を選択しておくと、いちいちダイアログでファイル名を指定する必要がなくあらかじめ指定されたファイル名で画像を保存してそれを壁紙にします。

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【表示】

◆描画設定◆
 描画設定メニューで設定可能な項目のうち、主要なものを設定できるダイアログを表示します。
 「明るさ」の設定はこのダイアログからだけできます。

座標表示
 現在描画している部分の座標を表示します。この数値を記録することで他のマンデルブロー集合描画ソフトでも同じ座標の画像を表示させることができるようになります。

◆ツールバー◆
 ツールバーの表示・非表示を切り替えます。

◆ステータスバー◆
 ステータスバーの表示・非表示を切り替えます。
 ステータスバーに表示される項目は左から、繰り返しの値・分解能の値・MCFファイルの名前です。

◆全画面表示(F11)◆
 メニューなどをすべて非表示にして画面全体を使用して描画を行います。
 元に戻すときはF11を押して下さい。

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【おすすめ】

移動 (Ctrl+O)◆MRP読み込み
 MRPファイルを読み込み、その中の好きな座標へ移動できます。
 起動時に読み込むMRPファイルや、おすすめ座標のタイトルをソートする・しないを指定することができます。

登録(Ctrl+E)◆MRP登録
 MRPファイルに現在の座標を登録します。
 「保存先」と「タイトル」は必須項目なので入力して下さい。
 「MCF」には使用するMCFファイルの名前を入力しますが、この時に拡張子(.mcf)は不要です。
 全ての欄でカンマ(,)は使用できません。

◆景勝地読込◆
 Fractal景勝地データを読み込んで画像を表示します。

◆景勝地保存◆
 現在の座標をFractal景勝地データ形式で保存します。
 Fractal景勝地データファイルをドロップするとドロップされたファイルを読み込み、座標を変更します。

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【ヘルプ】

◆ヘルプ◆
 ヘルプ表示します(要ブラウザ)。

◆まんでるのバージョン情報◆
 バージョンや著作権の表示をします。

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